April 18, 2021
日本も高齢者のワクチン接種が始まりましたね。今回は「ロサンゼルスでコロナワクチン(モデルナ)を接種【1回目】」の、パート2です。現場の様子や副作用などをお伝えします。
パート1はこちら
LAでモデルナ製ワクチン1回目を接種① ドキドキ予約
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12: West LA コメディ & ストーリー 04.15.21 「ワクチン1回目接種」(07:00~19:00)
*あれからJ&Jは血栓の副作用から死者が出て、現在政府から停止要請が出てます(ニュース)。すでにJ&Jを打った方へのCDCの情報はこちら。
さて、J&Jの件もありワクチンに関しては色々と考えちゃいますよね。「安全なの?」とか「アレルギー反応は?」などなど。
安全に関しては印象も様々ですが、私が予約した時点ではネガティブな報告がなかったので、ドキドキするけど、Go。アレルギーに関しては予約時に質問がありました。私はこれといった問題がないので、全項目チェック無し。
でも実は。。。普段はなるべく製薬会社の医薬品は飲まないので、薬やワクチンに反応しやすい私。過去にアメリカでワクチンを2回ほど受けたら、両方とも副作用で40度以上の熱が出ました。1度目は3日間寝込むことに。調べたらそのワクチン、なんと日本では許可されてなかった。。。なので「アメリカのワクチンは日本人の私には強過ぎてヤバイ」というのが、正直な印象。
そんな訳で念のため旦那に同行してもらい、ドキドキしながら現場へ。
施設はProvidence Primary and Specialty Care – Wateridgeで、我が家から車で15分。とっても綺麗な建物です。車を止めて館内に入り、エレベーターで上がります。看護婦さんから体温チェックを受け、ワクチン接種の承諾書のような書類にサイン。(←でもよく読まなかった。。。何があっても訴えませんとかいうやつかな。。。大丈夫か?)
フロアの奥に進み受付でチェックイン。身分証明書の確認はなしです。(不法滞在の移民にワクチンを奨励するためと思われる。)待合場所で待つ様に指示されます。
ここで旦那とはお別れ。と言っても、待合室のセクションが20m離れてるだけ。でもちょっとさみちい。←急に赤ちゃん言葉
5分ほど待つと診察エリアのドアが開いて、入る様に指示されます。ここで旦那とは完全にお別れです。「ううっ、怖いけど行ってくるね、ハニー」と私が目で合図すると、旦那がカタコトの日本語で「ガンバッテネ」と叫びます。
すると受付の女性が、「何か問題が?」と真剣に聞くではないですか。「いや、彼女を励ましてるんですよ」と旦那が言うと、彼女は感激の表情。私もすかさず、「彼は私のチアー・リーダーなの」と言って、笑いをゲット。
フザケてる様に見えますが、私達は大真面目。
通路の奥に進むと、もう一度チェックイン・ポイントが。なんかロール・プレイ・ゲームみたい。簡単な質問を受け、通路に置かれた椅子に座ります。一緒に入った中年の男性が、3メートル離れた向かいに座り、緊張してるのか、外で待ってる奥さんに電話をかけてました。10分くらいで「Kusano」と呼ばれ、「いよいよか!」と何故かワクワク。いざ!小さな診察室へ。
すると机の上に注射器とワクチンのセットが。
「おお!これかっ!」と、感動して写真撮影。
すると看護婦さんが入ってきて「写真は取らないでください!」と言うではないですか。「ヤバい!怒られた〜!」すると彼女は笑い出し、ジョークであることが判明。「なによ〜、可愛い顔して〜。夜はコメディアンやってんの?」と、こちらも負けずにジョークで返します。本当にアメリカ人はジョーク好き。
しかしこの看護婦さん、すごく優しくて、怖がりな私が「痛い?」と聞くと、「大丈夫、大丈夫」と癒してくれます。「どっちの腕にする?」なんて、腕も選べて、私は左を選択。「怖いよーん」と、私が泣き真似をしてるうちに、チクッとして一瞬で終わり。注射も上手で「あれ?」という間でした。痛みもゼロ。そしてワクチンの説明書と接種カードを受け取り、終了。
最後に「質問はありますか?」と優しく聞かれたので、「副反応は出ますか?」と聞くと、自分はマイルドな反応が出たけど、「もし頭痛がしたら、接種から4時間後にタイレノールを飲んでね」とのこと。アメリカでポピュラーな鎮痛剤で、皆んな痛い時はなんでもこれです。
優しい彼女に診察エリアの外まで付き添われ、旦那と再会。「やったよ!」と、ガッツポーズの私。旦那も目がウルウル。感動のハグ。たかだか注射で大袈裟だって?いや〜、一年間の軟禁状態を経たので、感動もひとしお。
待合室でショック反応が出ないか念のため15分待つように指示されます。問題なかったので、祝リリース!
気分絶好調で嬉々とエレベータの方に歩いて行くと、メインの受付で3名ほど仕事をしてました。彼らに、「I DID IT!」とガッツポーズをすると、「Congratulations!」と叫ばれ拍手が!瞬間ヒーロー気分な私。アメリカのこういうカジュアルなところが好きです。
ワクチン接種は大きなターニングポイント。一年間、みんなで頑張ってきたという一体感がその場に存在してました。病院で頑張って働いてきた人たち、外出を我慢したり、無職になった一般人たち。苦労と感動が自然と共有され、不思議な繋がりを感じました。
家を出てから約1時間ちょっと、旦那の運転で家に到着。予約システムがバッチリで待ち時間もなく、すべてが迅速に進みました。このあたり通常ずさんなアメリカ。あまりの速さにびっくり。パンデミックの深刻さが現れた一面でもありました。
さて気になる「私の」副反応は:
- 接種して数時間後に、少しだけ薬の味が口の中にしました。思い込みが激しいので、これは気のせいかも。
- 患部が2〜3日、すごく痛かった。でも腫れはなし。
- 翌日、風邪の時のように、ちょこっとだけ関節が痛かった。
のみです。
ということで、タイレノールも必要なし。熱も出ずラクラクでした。あれから2週間経ちましたが、今のところ変わったことはありません。
今後も変わらないことを願う。。。
ちなみに、ファイザー社は6ヶ月間の効果があるというリサーチが発表されました(他二社は未報告)。
えっ、半年だけ???って書いてたら、ブースターを作ってるという噂が流れてきました。
いよいよ2週間後の4月末は、2回目の接種です!ちょっと怖いけど、またその時に模様をお伝えします。
では、また。
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